送信時認証機能
[Wednesday, February 28, 2001]
あらかじめ受信操作を行ってからでなければ送信できないような場合には、送信時に認証を行うように設定すれば、意識して受信操作を行う必要がなくなります。これだけでなく、SMTP認証機能も実装しました。
- ご利用のサーバー、ネットワークによっては、メール送信時に認証手続きが必要な場合があります。
例えば、送信前にPOPサーバーの認証を受けなければならない場合や、もしくはSMTPサーバーの認証手続きを必要とする場合があります。前者は一般に「POP before SMTP」方式と呼ばれており、後者は「SMTP AUTH(エスエムティーピー オース)」という名称で知られています。
- POP before SMTP
- 送信前にPOPサーバーの認証を受けなければならない場合、送信する際に自動的にPOPサーバーに接続するように設定することによって、意識して受信操作を行う必要がなくなります。
送信するときに、自動的にPOPサーバーの認証手続きを行うようにするには、下記の設定を行います。
1. 「編集」メニューから「アカウント設定...」を選びます。選択すると、「アカウント設定」ダイアログが表示されます。
2. 「アカウント設定」ダイアログ内の「サーバーセット」タブをクリックして、「サーバーセット」ペインを表示させます。
3. 「詳細設定...」ボタンをクリックして、「SMTP詳細設定」ダイアログを表示させます。
4. 「ユーザー認証を行う」チェックボックスにチェックをつけます。
5. 「送信前にPOPサーバーに接続」を選びます。
6. 「送信前にPOPサーバーに接続」ポップアップメニューから、該当サーバーセットを利用する時に接続する、POPサーバーの設定名を選択します。
7. 「SMTP詳細設定」ダイアログ内の「OK」ボタンを押します。
8. 「アカウント設定」ダイアログ内の「OK」ボタンを押して、設定の変更を有効にします。
- SMTP認証(SMTP AUTH)
- 第三者によるメールの不正中継を防ぐ手立てとして、最近ではSMTP認証に対応したメールサーバーが増加してきました。ご利用のサーバーによっては、送信時にSMTP AUTHによる認証手続きをとらなければならない場合があります。
ARENA 2.0でSMTP認証機能を利用する場合には、下記の設定を行います。
1. 「編集」メニューから「アカウント設定...」を選びます。選択すると、「アカウント設定」ダイアログが表示されます。
2. 「アカウント設定」ダイアログ内の「サーバーセット」タブをクリックして、「サーバーセット」ペインを表示させます。
3. 「詳細設定...」ボタンをクリックして、「SMTP詳細設定」ダイアログを表示させます。
4. 「ユーザー認証を行う」チェックボックスにチェックをつけます。
5. 「STMP AUTHで認証」を選びます。
6. 「ユーザー名」の欄には、SMTPサーバーに接続するときのユーザー名を入力します(例:taro)。
7. STMP AUTHで使用するパスワードを送信のたびに入力する手間を省きたい場合には、「パスワードを憶える」のチェックボックスにチェックをつけて、「パスワード」の欄にSMTPサーバーに接続するときのパスワードを入力します。
8. 「SMTP詳細設定」ダイアログ内の「OK」ボタンを押します。
9. 「アカウント設定」ダイアログ内の「OK」ボタンを押して、設定の変更を有効にします。
参考:ARENA 2.0のSMTP認証の認証方式では、「CRAM-MD5」および「LOGIN」の2つの方式をサポートしています。