ARENA 2.2の新機能
[Friday, June 21, 2002]
バージョン2.2では、vCard形式のファイルのインポートおよびエクスポートに対応し、iPodやAddress Bookなどのアプリケーションとの情報共有がよりスムーズになりました。
Mac OSで利用可能であったPalm連携機能をMac OS Xでもサポートされた他、リスト編集機能、同一差出人/同一件名のメール検索機能、送信済みメールの再送信機能など、毎日のメールを利用した作業をより円滑にするための機能が追加されています。
ARENA 2.2の主な機能向上点・改善点
- vCard形式のファイルのインポート・エクスポートに対応
- アドレスリストにおいて、ドラッグ&ドロップによるvCard形式のファイルのインポートおよびエクスポートに対応し、iPodおよびAddress Book、Palm Desktop 4.0などのアプリケーションとの情報共有がよりスムーズになりました。
- Mac OSで利用可能であったPalm連携機能をMac OS Xでもサポート
- Mac OSで利用可能であったPalm連携機能をMac OS Xでもサポートし、Palm Desktop 4.0 for Macに対応しました。
Mac OS Xでも、Palm Desktopにメモ・予定を追加する機能およびPalmデバイスへのメール転送・ステイタス同期機能が利用できるようになりました。
- 表示メールヘッダーのカスタマイズ機能
- ブラウザーで表示されるメールヘッダー情報のカスタマイズ機能を追加しました。表示させたいメールヘッダーおよびヘッダーの表示順を指定することができます。
- リスト編集機能
- リストに表示されるメールの日時、件名、差出人が編集できるようになりました。
- 同一差出人/同一件名のメール検索機能
- 同一差出人/同一件名のメール検索機能を追加し、同じメールボックス内のメールについて、同じ差出人もしくは同じ件名のメールを、メニューから検索できるようになりました。
- 再送信コマンドを新設
- 再送信コマンドを新設し、送信済みのメールを元にしてメールを新規に作成できるようになりました。
- 振り分け設定の自動生成
- 従来では振り分け設定ウインドウにメールをドラッグして作成できた振り分け設定について、メニューからも振り分け設定を自動生成することができるようになりました。
- テンプレートで役立つマクロ文字列を2種類追加
- 任意の差出人設定を差出人としてメールを作成する、テンプレート用のマクロ文字列を追加しました。さらに、返信時と同様に、新規作成時にも重複する送信先メールアドレスの削除を指定する、テンプレート用のマクロ文字列も追加しました。
- メール転送指定時にファイルも添付されるように
- メール転送指定時にファイルも添付された形でメールが作成されるようになりました(着信転送時は除く)。
その他にも、ARENAで受け取ったHTMLメールをWebブラウザーで閲覧する場合の互換性が向上するなど、多くの改良が施されたバージョンとなっています。
※バージョン2.2では当初IMAPに対応する予定でしたが、残念ながらIMAP対応は見送られることになりました。※利用している開発環境(CodeWarrior)のバージョンアップにより、必要とするシステム環境がMac OS 8.6以降ならびにMac OS X v10.1以降になりました。大変残念ながら、バージョン2.2では68K版の開発が行えなくなりました。ご了承ください。