「メールボックス設定」を理解する
[Tuesday, May 08, 2001]
ARENAの最大の特徴は、メールボックスごとにさまざまな属性を設定でき、作業を自動化できることです。メールボックスは「作業場」であり「遊び場」です。それぞれのシーンによって、違った設定ができるのが当然と私たちは考えました。
- メールボックス設定ダイアログ
- メールボックスを選択して、「メールボックス」メニューから「メールボックス設定...」を選択してみましょう(またはブラウザー画面で「設定」ボタンを押してみてください)。「一般」「メール」「着信通知」「着信転送」の4つのタブのある設定ダイアログが現れます。
- メールボックスの情報を表示
- 「一般」は、Finderでいうところの「情報を見る」にあたるものです。現在のメールボックスの状態(メールボックスの保存形式や、保存容量など)を表示するほか、メールボックス名の変更もここで行います。また、メールボックスの圧縮も行えます。
メールボックスを長く使っていて、無駄な容量が増えてきたら「圧縮する」ボタンを押して、メールボックスを最適化しましょう。
ARENA 2.0では、期限切れメール削除機能が追加されています。この機能を利用することにより、メールボックスごとに、設定した期間を経過したメールをゴミ箱(Trash)に移動させることができます。
- 作成メールの条件を設定
- メールボックス設定の「メール」では、このメールボックスから新規メールを作成したときにどのような条件でメールが作成・保存されるかを決定します。ARENAを便利に使う上でとても重要な設定です。
まず、「利用する差出人」。これは新規メールを作ったときに、差出人を誰にするかを決定します。このポップアップメニューには、「アカウント設定」の「差出人」パネルで設定した内容が表示されます。仕事のメールボックスなら仕事の個人情報に、遊びのメールボックスならプライベートの個人情報にする、といった具合に使います。
次に「メールの保存先」ですが、これはメール送信後に、どこにメールの控えが保存されるかを指定するものです。標準では、送信メールの保管箱である「SentMail」になっていますが、現在設定中のメールボックスに設定しておけば、自分が出したメールもそのメールボックスに保管することが自動的にできます。
この2つの項目、「利用する差出人」と「メールの保存先」は、コンポーザーウインドウで容易に変更できます。差出人は画面上部、保存先は画面最下部にポップアップメニューがあります。
その他の項目についても、ヘルプの「メールボックス設定」のセクションで、ぜひ学んでみてください。
- テンプレートの指定
- メールボックス設定の「メール」では、新規メールの作成時と返信メールの作成時に使用するテンプレートが指定できます。定型文は単なる文例登録ではなく、各種のマクロ文字列が利用できる大変便利な機能です。
例えば、相手の名前やメールの表題、現在の日付や時刻などを自動的に埋め込んで、新規メールや返信メールが作成できます。
- さまざまな着信通知方法
- メールボックス設定の「着信通知」では、そのメールボックスに新着メールが着信したことを、どのように知らせるかを指定します。どんなメールソフトにも着信通知はありますが、メールボックスごとに通知の仕方を変えてくれるソフトはARENAだけです。
1日に何十通もメールを受け取ると、通知の必要のないメールもたくさんあるものです。ARENAでは、自動振り分けによって到着したメールボックスごとに、さまざまに着信通知を変更できるようになっています。
例えば、すぐによまなくてもよいメーリングリストが振り分けられるメールボックスは着信通知なしでもいいでしょう。また、大事な相手からのメールが届くメールボックスなら、音で知らせた上にウインドウも開いて知らせた方がよいかもしれません。ウインドウを開くほどではない、というメールボックスなら、音だけというのもいいでしょう。もちろん、メールボックスによって着信音は変えられますので、音でどんなメールがついたかの見当をつけることも簡単にできます(使ってみるととても便利です。あ、誰々からのメールだ、とすぐに分かりますから)。
- 着信転送機能
- 「着信転送」機能は、任意のメールボックスに着信したメールを、指定アドレスに、加工した上で転送します。
「メールボックス設定」の「着信転送」で細かい条件を指定します。着信転送時に、テンプレートを適用することも可能です。