ARENA 2.2 リリースノート
[Friday, November 22, 2002]
このページでは、ARENA Internet Mailer 2.2に関する変更点をまとめています。
2.2→2.2.1の変更点
- 機能追加
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- 環境設定ダイアログの「その他」に「移動後の選択メール」という設定項目を追加しました。この設定により、リストで選択していたメールを移動させた後に、自動で次のメールもしくは次の未読メールを選択することが可能になりました。
- 改善/変更項目
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- 「改行/インデント除去」で引用符の設定を考慮するようにしました。コンポーザーにおいて、現在有効になっている引用符が各行の先頭にある文字列を対象として「改行/インデント除去」を実行したときに、2行目以降の先頭にある引用符が削除されるようになりました。
- 「折り返す」処理で引用符の設定を考慮するようにしました。現在有効になっている引用符が行の先頭にあり、長さが80バイト以上の文字列を対象として「折り返す」処理が実行されたときに、2行目以降の先頭に引用符が付加されるようになりました。
- 引用符を1バイト文字+1バイトスペースに設定している状態で「引用符を挿入」および「引用としてペースト」を実行したときに、1バイト文字+1バイトスペースの繰り返しにならないようにし、引用符の最後にのみスペースが配置されるようにしました。
- 引用符を1バイト文字+1バイトスペースに設定している状態で引用符削除処理をしたときに、設定されている引用符の1バイト目の文字が行の先頭にあった場合には、1バイトスペースがなくても削除できるようにしました。
- Mac OS X v10.2付属のアドレスブックで日本語の文字化けが起こらないように読み込ませるために、CHARSETパラメーターを含めた形式でアドレスリストからvCardファイルをエクスポートするようにしました。
- アドレスリストからvCard形式のファイルをエクスポートするとき、複数のメールアドレスが登録されている場合には、対応する数のEMAILタイプが書き出されるように改善しました。
- アドレスリストからvCard形式のファイルをエクスポートするとき、メールアドレス欄に「メールアドレス (名前)」もしくは「名前 <メールアドレス>」の形式で入力されている場合に、メールアドレスの部分のみEMAILタイプに登録して書き出されるように改善しました。
- アドレスリストからvCard形式のファイルをエクスポートするときに、備考欄はCOMMENTタイプではなくNOTEタイプとして書き出すように変更しました。
- vCard形式のファイルをアドレスリストにインポートするときに、NOTEタイプの取り込みに対応しました。
- vCardファイルをアドレスリストの備考欄に取り込む処理において、半角バックスラッシュ+nを改行としてインポートするようにしました。
- テンプレートでTo:およびCc:にメールアドレスが入力されるように指定されていた場合、From:のメールアドレスとの重複削除処理をしないようにし、テンプレートの設定を優先するようにしました。
- ARENA 2.2でHTMLメールに対して転送コマンドを実行して作成したメールを送信する際に、Content-Typeがtext/htmlではなくtext/plainとして送信するように変更しました。
- 環境設定ダイアログにある送信サーバー設定のサーバー名・SMTP AUTHユーザー名、受信サーバー設定のサーバー名・ユーザー名および差出人設定のメールアドレスの各テキストボックスにおいて、ペーストされた文字列の中にある改行と空白を無視するように変更しました。
- Mac OS Xに付属するヘルプビューアの検索結果ページにおいて、ARENA ヘルプの各ページの概要が表示されるようにしました。
- 不具合の修正
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- POPサーバーにメールを500通以上残している場合に、500通目のメールのunique-idを取得できないために重複受信の原因となる不整合が発生する不具合を修正しました。
- POPサーバーにメールを500通以上残している場合に、ARENA 2.2でキャッシュの再構築が受信のたびに発生し、受信に時間がかかってしまう問題を修正しました。
- 32768通以上のメールが保存されているメールボックスを開くとTOC情報がすべて壊れる問題に対処し、同時に30000通を超えるメールボックスにメールが入れられるときにアラートダイアログが表示されるようにしました。
- 添付ファイル付きメールの転送メールを作成する際に、さらに別の添付ファイルを追加した後、すべての添付ファイルを選択して削除ボタンを押すと、ARENAが無限ループに陥る現象を回避するようにしました。
- POPサーバーに接続できない場合に受信処理をキャンセルすると、しばらくの間ARENAを終了させることができない問題を回避するために、接続できない場合には5秒でタイムアウトするようにしました。
- 定期的にメールチェックを行う受信サーバー設定で有効なものが1つ以上存在する場合に、起動時にメールを取得かつ定期的にメール取得をしない受信サーバー設定が、ARENA起動後の最初の自動メールチェックで、メール取得をしない設定を無視する不具合を修正しました。
- 起動時にメールチェックを行う際に、環境設定のサーバーセットで指定されている、受信サーバー設定のチェック順を反映しない不具合を修正しました。
- 受信したメールにContent-Typeがtext/htmlである添付ファイルがある場合に、その添付ファイルを選択して、HTMLボタンを押してもWebブラウザーが起動しない不具合を修正しました。
- 環境設定で「あて先の自動入力」のラジオボタンを正しく選択できない場合がある不具合を修正しました。
- Mac OS X v10.2.xで、システム環境設定のグラファイトのアピアランス設定を反映しない部分がある問題に対処しました。
- Carbon版をMac OS X v10.2以降で動作させている場合に、階層表示形式ウインドウの右上にあるソート順を切り替えるボタンが、特定の手順で正しく描画されなくなる不具合を修正しました。
- マウントしたPOPサーバーのウインドウを表示したまま、環境設定ダイアログで該当受信サーバー設定を削除すると、環境設定を更新した時点で異常終了する不具合を修正しました。
- アドレスリストのウインドウを表示したままARENAを終了させると、異常終了する場合がある問題を修正しました。
- ARENA 2.2 PPC版でアドレスリストのウインドウ背景色が白色になってしまう問題を修正しました。
- 着信通知を示すダイアログで、メールボックス名が小文字に変換されて表示される問題を修正しました。
- PPC版で着信通知を示すダイアログに表示される文字列の最後に、関係ない文字列が表示される場合がある問題を修正しました。
- メールボックスウインドウをリスト表示部分が隠れるような状態の位置に移動した後、リストの各項目を選択しても、選択表示にならない場合がある不具合を修正しました。
- 特定の手順でメールボックスウインドウにあるミドルバーの描画が正しく行われない不具合を修正しました。